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不意沈・食われの考察
Q.瀬の中で不意に沈してしまうことがあります。どういうことでしょうか?
A.おそらく、その原因はスターン(艇の後部)の食われだと思われます。
流速より艇速が落ちたとき、後ろから流れが押し寄せます。
その流れがスターンに乗り掛かり、バランスを崩される現象が「食われ」です。
波のうねりにかかったとき(受けたとき)に波高でバウが止められ、または、うねりの中にバウが潜って、一瞬、艇速が落ちます。また、エディーラインなど、流速の異なる流れのラインをまたいだとき(遅い流れを踏んだ)ときにも、後ろから流れを受けます。
沈しないまでも、食われてしまうと艇コントロールが利かなくなり、思い通りのラインをねらえなくなります。

【食われ対策】
・流れの早さより艇のスピードが落ちないようにしっかり漕ぐ。スピードを殺さない。
・流れに食われないように、また食われ負けしないように、背筋を伸ばして、気持ち前傾姿勢。このとき、うねりの中にバウが潜らないよう、必要に応じて腹筋でバウを引きつけながら漕ぐ。
・漕ぎが止まったり、弱くなったりするので、コース取りの判断に迷わない。(判断に迷いがでないように下見を十分行う。即断できるように経験を積み、感を養う。)
・食われにくい艇を選択する。(プレイボート(ロデオ艇)は足が遅く、形状そのものも食われやすい。)

初心者は、適切な体勢や動作をとることに不慣れであるので、特に激流を漕ぐときには艇選びが重要です。
上達すると、食われ強くなってくるので、プレイボートでもこなせるようになります。(管理人)